2005年12月14日

来年は570万人

今年の観光客数は550万人に限りなく近い547万人を越える程度になるだろう。前年の515万人を6.4%程度上回ることになる。

年末には06年の目標が発表されると思うが、おそらく県は手堅く570万人(4.2%増)くらいを設定すると思われる。

私の予測は572万人である。万人単位でこれまで0か5の目標が立てられたので、570が県の目標となろう(575万人でもいいが)。

供給面では来年1月から7月まで、今年新設された大型ホテルの客室だけで、約800室の供給が増えている。8月にはJALシティーの開業でさらに増える。この客室がフル稼働すると8月の観光客数は60万人ちょっと手前になる。

つまり、年間の最大収容力は来年の8月の時点で720万人となっており、受け入れ能力に問題はない。

今年並みの気象条件、オイル高による航空運賃の値上げに水面下で便乗値上げがなければ、570万人はいける。

07年は県の目標が決まっており、580万人であるが、順調にホテルができることを前提に、600万人と予測する。

この600万人は今後10年の観光政策を決める2001年の県の観光審議会で政府委員と自称観光学者が、どんなに頑張ってもこれ以上は無理と主張した数値である。業界代表は1000万人(ANA)、777万人(JAL)の主張があったが、結局審議会の席では700万人を目標とすることに落ち着いた。ところがその後、場外でバカな観光学者が工作して審議会を600万人に誘導。県は間をとって650万人としたのだった。

え、わたし、わたしは当時自分の新聞で800万人予測し、600万人では少なすぎる、と論じていた。審議会の委員だったら800万人と決めさせたが、そうでなかったのでおとなしく取材していた。

くそー、だんだん腹が立ってきたなあ。今日はこのくらいにしておこう。  
Posted by 渡久地明 at 19:00Comments(0)TrackBack(0)

2005年12月14日

カート・キャンベルさん

戦略国際問題研究所のカート・キャンベル氏のインタビューが今日の琉球新報に出ている。

同氏はかつてのSACO合意の米国防省の実務担当者の一人で、沖縄で何度も講演しており、沖縄の事情を良く知っている人の一人だ。

記事によると、普天間は嘉手納統合もあり得た。辺野古移転は費用の問題が大きく難しいだろう、と述べている。

費用については日本政府が出すことになっているから、本当はあまり問題ではないと思うが、米が自腹で移転するなら無理といっているのだと思われる。

つまり、日本がカネを出すといったので、海兵隊と空軍の面倒な調整が必要な嘉手納統合案がなくなり、辺野古新設となった可能性がある。

なお、SACO協定は読者は一度目を通してみられたい。

「なぜこんな小さな島に基地を詰め込まなければならないのか」という雰囲気がよく出た文章になっている(日本語でも十分伝わる)。キャンベル氏、辟易していたと思う。確か、沖縄基地について「バスケットに卵を入れすぎている」と表現していたと記憶している。

沖縄海兵隊の撤退については、前に紹介したオウハンロン氏がMEFが撤退し、旅団が残り、韓国米軍との間でヘリコプター訓練のローテーションが行われる、と予想していた。このヘリコプター訓練は十分嘉手納に統合できるはずだ。しかし、そうしないのは空軍と海兵隊の間に相当大きな対立があるものと思われてきた。

で、なぜ、ヘリコプター訓練なのか。朝鮮半島問題が平和的に解決しても、その後、長期にわたってクーデターなどを監視しなければならないからだと思っていた。しかし、昨日述べたように、沖縄基地は韓国要人を保護する機能があったという話もある。推測だが、復帰前に韓国と米国との間で何か約束があったのではないか。しかしそれだとオウハンロン氏もその約束を知っているか、米では当たり前だが、日本ではあまり知られていない話があるのかも知れない。  
Posted by 渡久地明 at 13:00Comments(0)TrackBack(0)