2007年01月30日

久間章生さんの方が正論だろう

久間章生防衛大臣の発言が注目を集めたが、この人の方がまともで、官邸のほうがおかしいと思える。

久間氏は沖縄関連で㈰3年以内の普天間基地閉鎖状態については困難、㈪辺野古のV字型滑走路については、沖縄県と相談して米が納得するなら変更可能と述べている。

㈰については訓練の分散で閉鎖状態にするのは可能と防大教授が述べ、神浦元彰氏はさらに進んですぐにでも可能と述べている。訓練は別のところで行い、飛行機を整備する際に戻ってくる程度であれば閉鎖状態といっても良いと思われる。この状態ならすぐにできそうだ。

もともと米の辺野古沖飛行場は海兵隊のグアム撤退後の見回りのためのにできれば使いたいという程度のもので、イカダを浮かべたようなものでもよかった(SACO合意)。朝鮮半島が本島に危なかったかつての普天間のような出撃基地の役割ではない。

北朝鮮問題は近く片付くので、見回り程度に使うものだった。その役割も消滅するから、「撤去可能な」基地でよいとされたものだ。それがV字型になったのは日本政府が米に行かないでくれと頼んだからだった。なにかの利権があるのだと思う。だから米は辺野古はイカダでもよかったが、V字の建設費もグアムへの撤退費用も全部日本が持つ。それならV字型でも、まあ、いいかといっただけだった。このやり取りは単なるゲームだった(2+2の交渉が終わると米側担当者は「ゲームオーバー」と述べた)。

久間さんはそれをよく分かっていて、V字型は変更可能といっているだけなのではないか。それなら、沖縄側の納得のいく方法で変更した方がよい。そうしなければ、余計な摩擦が沖縄との間に起こり、面倒なことになるのを知っているのだろう。

もちろん、上のようなからくりなら、沖縄側はその上手をいっているということになる。おかしいのは沖縄のマスコミが「久間大臣の発言に米側が不快感を示している」といった日本側の世論操作に非常に忠実なことだ。こういうときは久間さんを支持するのが筋ではないのか。  
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2007年01月23日

1億人セレモニーで

昨日の観光客1億人突破のセレモニーの写真を撮りに行ったら、県の配付資料に復帰後の毎年の観光客数の棒グラフがあり、平成19年は590万人、目の解像度を上げると587.5万人と見える棒が描かれている(三角定規を当てたら100万人16ミリ、棒は14ミリ)。県は590万人とか585万人を予定しているようだ。

600万人までは計画しないようだ。ま、適当に棒だけ描いたという可能性もあるけど。

今年から年度目標にするという話を年末からいろんな人にしていたら、「それでは今年の1、2、3月は減っても増えても目標に影響しないですよね。初歩的な疑問ですが」という人がいて、確かにこれはいままでだれも突っ込まなかった盲点で、爆笑。  
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2007年01月20日

県内リゾートの環境への取り組みなど

HP沖縄観光ニュースを更新した。

喜瀬別邸 97室、07年5月開業(07年1月20日)
愛犬のイベントで集客 北谷町商工会(07年1月20日)
大幅にCO2を削減 日航アリビラ(07年1月20日)
☆おきなわ観光情報研究会 Tourism Informatics(TI)の試み 
39 観光は研究テーマの宝庫〜情報科学技術フォーラムで取り上げる(上)
40(下)(07年1月20日)
☆前川昌道 ・IT導入、成功と失敗の法則(28)新規事業の拡大と新しいビジネスの創設(07年1月20日)
☆渡久地明コラム・視点709 波及広げる観光産業(07年1月20日)


喜瀬別邸の開業は今年の沖縄の大きな目玉。

北谷町商工会の取り組みはペットの大会を開いて集客に結びつけようというのも、視点を変えた面白い取り組み。

アリビラの省エネは県内有力企業の環境への地道な取り組み。しかし、申請書類が(両手を広げて)こーんなに必要とあっては、中小企業が取り組むにはかなりのハードルとなる。代行業が成り立つのではないかと思う。

観研の連載は赤嶺先生の学会レポート。情報工学の分野から観光が研究テーマの宝庫と見られていることを改めて実感。上下に分けると間が空きすぎるので、HPでは上・下まとめて公開した。

前川さんのレポートは健康を切り口にして商品を集め特徴を出し、成功しているサイトを紹介している。

渡久地明コラムは(自分で説明するのもナンだが)、沖縄観光は過去30年にわたってどんどん需要に応じて内容が変化してきているという話し。現状を詳しく分析すれば、先が読めると思う。  
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2007年01月18日

563.7万人と確定

昨年の観光客数が本日10時に発表され、

5,636,900人(2.5%増)

となった。目標の565万人にはわずかに届かず、達成率99.8%だった。

昨年9月以来、達成可能と言ってきたものとして、恥じ入っております。しばらく、謹慎せねば…。  
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2007年01月10日

563.8万人

9月以降、ヒヤヒヤしながら見ていた昨年の入域観光客数だが、残念ながら目標に達しなかった模様だ。

先ほど、12月の航空各社の県外=沖縄線を集計したところ、3.5%増と目標達成に必要な伸び6.12%増に及ばなかった。

国際線が前年並みなら、年間観光客数は563.8万人前後となる。四捨五入して565万人といえそうだと悪あがきをしていたが、残念。四捨五入して564万人となる。確定値は20日頃の発表となる。  
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2007年01月09日

年末年始は8.5%増(5.5%増を訂正)

航空各社の年末年始の実績が今日、発表になった。沖縄=県外線の旅客実績は8.45.5%増と予約時の7.2%増を上回った。

http://www.sokuhou.co.jp/

参照。

沖縄線の伸びは全国(2.9%増)、海外(2.8%増)の伸びよりも大きくなっている。

<訂正>計算が間違っていたので、昨日5.5%増としたのを訂正しました。(1月10日、16:40)。

なお、本日の新報朝刊(9.53%増)、タイムス朝刊(9.5%増)と数値に違いがあるが、わたしの計算は「沖縄=県外線」。両紙は県内離島線も含む「沖縄線」だと思われる(県内線がダブルカウントになる)。わたしの計算は毎月発表される入域観光客数のカウント方法に準じて県内離島線を除いて計算したもの(この県内線を除くという作業に間違いがあったのを直すのに手間取りました。すみません)。  
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2007年01月08日

564.3万人は超えたと思う

県内主要20ホテルの定員稼働率(沖縄観光速報社調べ、集計途中)が前年比わずかにプラス(+0.3%)となったことから、12月の国内観光客数は4.6%以上の伸びだったものと推計する。

細かくなるが、年間観光客数は564.3万人は超えたと思われる。主要ホテルの稼働率が前年並みと言うことは、観光客数は4〜5%増となる必要があるからだ。11月の定員稼働率0.4%増、国内観光客数4.7%増から類推した。国際線の動向によっては565万人にさらに迫り、超える可能性もまだある。

OCVBの新年賀詞交換会(1月4日)でOCVB仲吉会長は「563万人となる模様」と述べたが、それを上回るだろう。(県の今年の目標の発表はやはりなく、来賓のだれも今年の数値に言及しなかった。仕方がないので、10年先の1000万人が唯一話題になったわけだが…)

なお、明日以降、航空各社の12月と年末年始の搭乗実績がまとまるので、もう少し精密な推計が可能となる。確定(県発表)は1月20日前後となる。

ちなみに、JTAの市ノ澤社長は年頭あいさつ(1月4日)で「県の目標(565万人)をほぼクリアできる水準に至っている」と述べている。この微妙な表現がいまは最も現実的であると思う(よく考えているなあ)。  
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2007年01月03日

9月、565万人に「当確」を打つ

 HP「沖縄観光ニュース」を更新した。

増便、価格政策で565万人とどきそう(07年1月03日)
新滑走路 早く結論だすこと重要(07年1月03日)
かりゆしにチャペル(07年1月03日)
コラム視点708 沖縄のエゴが国益になる(07年1月03日)


 8月が終わり、観光入域客数がかなり低調なので、これでは目標の565万人を大幅に下回るのではないかと思われていたところ、9月入り後、大幅に運賃が下がっているとの情報があり、それをトップ記事にした。結果は意外に9月が伸び悩み、10月以降好調だが、565万人を突破するかどうかは微妙な情勢となっている。それでも564万人台、千人のケタで四捨五入して565万人になると見込んでいる。

 新滑走路については、沖縄の需要を低く見積もった研究者らがいまになって早く結論を出すべきと述べているのが面白い。
 
 コラムはこのブログですでに簡単に述べた佐藤優氏の講演から材をとったもの。  
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2007年01月02日

07年は585万人と予測

 あけましておめでとうございます。
 
 遅ればせながら、07年の観光客予測をしようと思う。
 
 昨年はスタークルーズの運休の影響で外国人客が−5.8万人、年間推定565万人(2.7%増)となった模様だ。クルーズ客を除く伸びは3.6%増となる。
 
 この3.6%増の勢いが今年も継続すると見て585万人と予測する。
 
 それが可能かどうか受け入れ施設の面から検証すると、
 
 今年は4月のサイプレスリゾート久米島86室、5月の喜瀬別邸97室とリゾートが183室と少ない。ビジネスはルートイン那覇前島208室(1月15日)、名護にスピンネーカー76室(春)、那覇市前島に120室(8月)の計400室前後増える。
 
 新規ホテルだけで(7割稼働と見て)年間9万人の上乗せとなる。また、前年までなかったホテルJALシティ那覇(307室)の開業効果が6月まで続き、この分を含めて12万人(7割稼働)の上乗せとなる。
 
 この他、ドミトリーなども確実に増えており、新規施設で15万人程度の上乗せと見る。
 
 一方、昨年伸び悩んだ分、既存ホテルの稼働率には1%増の受け入れ余裕があり、11万人増が可能で、トータル26万人増、591万人を受け入れてもおかしくない。というか、これを目標にしなければ既存ホテルの稼働率は伸びないか前年割れになる。目標値としては590万人以上にすべきだ。

 需要面からの手応えは、目先のJTB、航空各社の年末年始動向で沖縄はかなり好調と予測。

 また、JTBの07年旅行見通しで、1泊以上の旅行に出かける日本人は3億3790万人(0.6%増)と微増、沖縄の好調は「しばらく」続くと見ている。

 さらに、JATAの1から3月の旅行動向見通しでは沖縄は全国でもっとも好調な数値となっており、3月まで高い伸び(4〜5%増)が続くと見ていいだろう。JATA調査ではオイル高で海外が割高になる分、国内が伸びると分析しており、沖縄には追い風となりそうだ。

 4月以降は航空各社が平均2.7%の値上げを予定している。この値上げは、ノーマル運賃に対するもので、旅行商品については超格安旅行に主に影響が出るものと思われる。

 最後に日本経済全体は1〜2%の緩やかな上昇を継続しており、総需要3億3790万人の中の沖縄の585万人前後にはマイナスの影響はあるが、わずか(−1%程度)だと見る。つまり、日本経済が4〜5%の伸びなら591万人以上、伸びが低いので585万人と予測する。

 参考にREF研究会(琉球大学大城肇ゼミの計量モデルでの予測)は観光客数を584.4万人と予測している。わたしも今年はこれに近い実績になると思う。  
Posted by 渡久地明 at 19:26Comments(4)TrackBack(0)