2007年02月16日
公望ニュースを拝受
稲村公望さんの「公望ニュース」が届いた。年賀状を出す代わりに新聞をつくって、近況を伝えることにしたという。
A3判2ページのトップニュースは「稲村さん頑張れ 早く社会的な影響力を発揮して」というタイトルで、政治評論家の森田実さんとの対談がある。
もちろんバカな構造改革、市場原理主義は早く止めろというもので、今年の選挙はそのために活用すべきと主張する。
寒中お見舞いの挨拶もある。
なぜかわたしの原稿も掲載されているが、まあ、難しい内容の本紙にオアシスのような清涼感を与えるものとなっている。
2面にも市場原理主義に対する批判と、地域社会の崩壊を阻止せよという記事で、全面的に反構造改革の論説が埋まっている。
先日、「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」を紹介したばかりだが(経済の専門家の間でも評判はいいようだ)、「公望ニュース」を手に取ると、本当に日本はどうでもいいバブルつぶしやバカな構造改革に真剣になりすぎた結果、いまの不況から抜け出せなかったのだということが分かる。
そう仕向けたのはマスコミである、と本紙では述べているが、わたしも特にそれを実感している。「あるある」のやらせは視聴者をだまして納豆を売ったり、あまり効き目のないダイエットを流行らせただけだが、間違った構造改革推進の記事による社会的な損失は図り知れず、書いている本人の学力・勉強不足が背景にある点、救いようがない。
「公望ニュース」題字デザインが何ともすっとぼけて面白いので、画像をUPしたいところだが、著作権の問題もあるので、後回しにする。是非、手に入れることをおすすめする。沖縄では稲村さんが通った飲み屋あたりにあるのかな。沖縄郵政にはないんだろうなあ。
A3判2ページのトップニュースは「稲村さん頑張れ 早く社会的な影響力を発揮して」というタイトルで、政治評論家の森田実さんとの対談がある。
もちろんバカな構造改革、市場原理主義は早く止めろというもので、今年の選挙はそのために活用すべきと主張する。
寒中お見舞いの挨拶もある。
なぜかわたしの原稿も掲載されているが、まあ、難しい内容の本紙にオアシスのような清涼感を与えるものとなっている。
2面にも市場原理主義に対する批判と、地域社会の崩壊を阻止せよという記事で、全面的に反構造改革の論説が埋まっている。
先日、「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」を紹介したばかりだが(経済の専門家の間でも評判はいいようだ)、「公望ニュース」を手に取ると、本当に日本はどうでもいいバブルつぶしやバカな構造改革に真剣になりすぎた結果、いまの不況から抜け出せなかったのだということが分かる。
そう仕向けたのはマスコミである、と本紙では述べているが、わたしも特にそれを実感している。「あるある」のやらせは視聴者をだまして納豆を売ったり、あまり効き目のないダイエットを流行らせただけだが、間違った構造改革推進の記事による社会的な損失は図り知れず、書いている本人の学力・勉強不足が背景にある点、救いようがない。
「公望ニュース」題字デザインが何ともすっとぼけて面白いので、画像をUPしたいところだが、著作権の問題もあるので、後回しにする。是非、手に入れることをおすすめする。沖縄では稲村さんが通った飲み屋あたりにあるのかな。沖縄郵政にはないんだろうなあ。
2007年02月12日
590万人
2月9日の新報朝刊に07年度の観光客目標590万人が出た。タイムスは夕刊
に出た。前日の県の観光業界との意見交換会で方針が説明されたもので、その時
は「数値についてはオフレコでお願いしたい」という、県の要望をあっさり新報
が出し抜いたものだ。
基本的に記者は書くのが仕事なので、こういう取材をしました、とデスクに報告
したら、オフレコの約束があったとしてもデスクは、特に新人教育では「書け」
としか言わない。わたしもそのような教育を受けている。
沖縄観光速報社の社長もそのような教育を受けた。警察のネタで、オフレコとい
うのをデスクに説明したら、デスクが書けというので書いたら、他社は約束を
守って出さなかったのに、社長のいた新聞社(夕刊フクニチ)の特ダネになった。
すると、翌日から約束違反で県警に張り紙がしてあり、「夕刊フクニチ出入り禁
止」、になっていたそうだ。いずらいだろうとデスクが当面サツまわりを外した
という話だ。
590万人の目標はわたしも当日取材していたので、インターネットでだし抜い
てもよかったわけだが、まあ、そこまですることもないだろうと思う。
590万人の計算はすでに示したとおり、わたしの予想も含めて大方が585万
人(琉球大学の大城肇先生の計量モデルの予測584万人とピタリ同じ)を予想
していたところに、復活が決まったスタークルーズが約6万人を上乗せするので
590万人というものだ。
に出た。前日の県の観光業界との意見交換会で方針が説明されたもので、その時
は「数値についてはオフレコでお願いしたい」という、県の要望をあっさり新報
が出し抜いたものだ。
基本的に記者は書くのが仕事なので、こういう取材をしました、とデスクに報告
したら、オフレコの約束があったとしてもデスクは、特に新人教育では「書け」
としか言わない。わたしもそのような教育を受けている。
沖縄観光速報社の社長もそのような教育を受けた。警察のネタで、オフレコとい
うのをデスクに説明したら、デスクが書けというので書いたら、他社は約束を
守って出さなかったのに、社長のいた新聞社(夕刊フクニチ)の特ダネになった。
すると、翌日から約束違反で県警に張り紙がしてあり、「夕刊フクニチ出入り禁
止」、になっていたそうだ。いずらいだろうとデスクが当面サツまわりを外した
という話だ。
590万人の目標はわたしも当日取材していたので、インターネットでだし抜い
てもよかったわけだが、まあ、そこまですることもないだろうと思う。
590万人の計算はすでに示したとおり、わたしの予想も含めて大方が585万
人(琉球大学の大城肇先生の計量モデルの予測584万人とピタリ同じ)を予想
していたところに、復活が決まったスタークルーズが約6万人を上乗せするので
590万人というものだ。
2007年02月12日
1000万人と800万人、知事選前夜
沖縄観光ニュースを更新した。
☆観光業界が初の政策発表会開く(07年2月11日)
☆凋落からの回復模索するヨロン(07年2月11日)
☆再録<現地ルポ与輪島「大都会ヤングの海水浴場」>(07年2月11日)
☆観光タクシーに資格 2月に試験、優遇策も(07年2月11日)
☆渡久地明コラム 710 知事選両予定者の観光政策に疑問(07年2月11日)
知事選の記事を書いたのは初めてだ。いままで観光業界は選挙でこのようなイベントを開催してこなかったので、新鮮な感じがした。仲井間氏が1000万人を打ちあげ、糸数氏は800万人としていた。
ヨロンの凋落は目を覆いたくなるほどだが、記録する必要があると思う。小泉構造改革のデフレスパイラルと同じ観光客のマイナス循環が進行して、80年代から、回復に向けてさまざまな手が打たれたが、及ばなかった。同様の低迷が県内他の離島で見られる。低迷や衰退の共通の原因がありそうだ。30年前の破竹の勢いの頃のヨロンを取材した記事があったので対比してみた。
観光タクシーに資格を出すというのは先日座学が開かれ、次は試験の予定。
コラムでは仲井眞氏の1000万人には空港を今後7、8年でつくらないと無理だ、と述べたら、その後、選挙戦で1000万人の実現のために2015年には滑走路を増設するというようになった。わたしの主張を良く読んでいるなあ。(笑い)
知事選の記事を書いたのは初めてだ。いままで観光業界は選挙でこのようなイベントを開催してこなかったので、新鮮な感じがした。仲井間氏が1000万人を打ちあげ、糸数氏は800万人としていた。
ヨロンの凋落は目を覆いたくなるほどだが、記録する必要があると思う。小泉構造改革のデフレスパイラルと同じ観光客のマイナス循環が進行して、80年代から、回復に向けてさまざまな手が打たれたが、及ばなかった。同様の低迷が県内他の離島で見られる。低迷や衰退の共通の原因がありそうだ。30年前の破竹の勢いの頃のヨロンを取材した記事があったので対比してみた。
観光タクシーに資格を出すというのは先日座学が開かれ、次は試験の予定。
コラムでは仲井眞氏の1000万人には空港を今後7、8年でつくらないと無理だ、と述べたら、その後、選挙戦で1000万人の実現のために2015年には滑走路を増設するというようになった。わたしの主張を良く読んでいるなあ。(笑い)
2007年02月12日
バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
面白かった。絶賛。おすすめ。久々に映画を見たが、ホントに久々に爽快な気分になった。
こういうものがやっと出てきたんだという感じ。
わたしもバブルの頃に日銀の支店長から(だれとは言わない方がよいと思うが)、「日本経済は持続的発展の段階に入った」という発言などを記事にしていた。
映画はそのころをかなり控え目に描いており、実際には沖縄でもこれ以上の賑わいがあったことを思い出す。
当時の20歳以下、いまの30代からは想像もできない世界だと思われる。わたしは1990年に33歳くらい。寝ないで仕事をしたり、酒をのんだりしていた頃だが、いまのバブルは異常だ、早くつぶせ、という文化人の主張があったのも確かだった。
当時のバブル警戒論はいま考えると、経済の専門家ではない文化人の精神論が中心で、バブルのつぶし方に問題があった。その後の日本は間違った構造改革に一気に走る。その結果、格差…
映画はそんな面倒なことには一切触れずに、間違ったバブルつぶしの原因となった政策‐土地取引の規制‐を止めさせるために、財務完了の阿部寛が、偶然タイムマシンを発明してしまった日立製作所の研究者・薬師丸ひろ子を1990年に送り込むという筋立て。90年代で行方不明となった薬師丸を救出するために、娘の広末涼子が送り込まれることになるが、そこからがターミネーターやバックトゥーザフューチャーを上回る面白さ。見終わったあとの爽快感をぜひ感じて欲しい。感動的でもある。映画って面白いなあ。広末涼子カワイイ。
シネマQの小さい劇場でやっていたが、観客は2割くらい。映画が終わって、出演者のタイトルが全部終わりになるまで席を立つ人がいないというほどの余韻を残す映画だった。
こういうものがやっと出てきたんだという感じ。
わたしもバブルの頃に日銀の支店長から(だれとは言わない方がよいと思うが)、「日本経済は持続的発展の段階に入った」という発言などを記事にしていた。
映画はそのころをかなり控え目に描いており、実際には沖縄でもこれ以上の賑わいがあったことを思い出す。
当時の20歳以下、いまの30代からは想像もできない世界だと思われる。わたしは1990年に33歳くらい。寝ないで仕事をしたり、酒をのんだりしていた頃だが、いまのバブルは異常だ、早くつぶせ、という文化人の主張があったのも確かだった。
当時のバブル警戒論はいま考えると、経済の専門家ではない文化人の精神論が中心で、バブルのつぶし方に問題があった。その後の日本は間違った構造改革に一気に走る。その結果、格差…
映画はそんな面倒なことには一切触れずに、間違ったバブルつぶしの原因となった政策‐土地取引の規制‐を止めさせるために、財務完了の阿部寛が、偶然タイムマシンを発明してしまった日立製作所の研究者・薬師丸ひろ子を1990年に送り込むという筋立て。90年代で行方不明となった薬師丸を救出するために、娘の広末涼子が送り込まれることになるが、そこからがターミネーターやバックトゥーザフューチャーを上回る面白さ。見終わったあとの爽快感をぜひ感じて欲しい。感動的でもある。映画って面白いなあ。広末涼子カワイイ。
シネマQの小さい劇場でやっていたが、観客は2割くらい。映画が終わって、出演者のタイトルが全部終わりになるまで席を立つ人がいないというほどの余韻を残す映画だった。
2007年02月09日
V字案の変更
辺野古のV字型滑走路がまだもめているが、SACO合意の基本に戻って少し工夫をすることで、理解が得られる方法があるのではないかと思うので提案する。
辺野古の考え方についてはわたしは従来から、海兵隊のグアム撤退によって不要になる、としてきた。SACO合意でも「撤去可能な」海上施設となっている。
しかし、現在議論されているV字型滑走路は要らなくなったときに「撤去可能」な海上基地ではなく、50年前の米軍の構想そのものだ。50年もたったのだから、最新の技術や素材を使って撤去可能な施設は建造可能なはずだったのを、稲嶺県勢では次の理由で埋め立てにした。
つまり、フロートなどの海上施設なら、県外鉄鋼メーカーやマリコンなどの仕事になり、県内土木建設業の仕事にならない。埋め立てなら地元でできる上に、つくった滑走路はそのまま民間空港として跡利用できる、というものだ。
海上施設の工法が検討されたが、ポンツーン方式と桟橋方式があり、ポンツーンは沖合いに県庁の建物くらいの巨大防波堤を5、6個沈め、浮き桟橋方式にするものだった。
桟橋方式は太い鋼鉄をジャングルジムのように張り巡らせて、その上に飛行場を作るというものだ。
これでは埋め立てよりタチが悪い。というわけで沖合いの埋め立てということになったが、これもまたできるわけがないので結局着手できなかった。
いまの案は陸上にくっつけて浅瀬を埋め立てるものだ。しかし、浅瀬を埋め立てるなら、桟橋と組み合わせて埋め立て面積を少なくし、ジャングルジムのようだった骨組みを組む必要もない。
浅瀬を埋め立てるなら、人工島を多数作り、その上に撤去可能だが、相当に頑丈な橋を架けてV字型に滑走路を組むことが可能であると考える。図(1)。図のグレーの部分はなくてもよいが、パイロットが欲しいというなら、桟橋方式にして、鉄板か中空のコンクリート函を張る程度にする。

これなら、不要になった際に滑走路を撤去、島を別荘地かリゾート施設に転用できる。図(2)。
どうせなら大規模リゾートに転用して付加価値を高めるべきだ。それには、図(3)のようなバリエーションがよいと思う。
実際に辺野古の海に(3)ができる余地があるかどうかは別にして、全部埋め立てる必要はないはずだ。これを辺野古「花」案と呼ぶことにしよう。ポンツーンや桟橋よりも環境負荷が少なく、面白い跡利用ができるさまざまなバリエーションを検討してはどうか。
なお、このアイデアは3ヶ月くらい前だったか、テレビで世界中の注目を集めているドバイのリゾート開発の様子を見たのがキッカケだ。
ドバイのプロジェクトをぜひ見て欲しい。
↓↓↓↓↓↓↓
http://www.pbase.com/bmcmorrow/dubaiprojects&page=all
↑↑↑↑↑↑↑
この中の最初の写真集 The Palms and The World
が面白い。泡瀬の埋め立てもこれなら納得する人が増えるのではないか。カネはかかりそうだが充分もとはとれる。
辺野古の考え方についてはわたしは従来から、海兵隊のグアム撤退によって不要になる、としてきた。SACO合意でも「撤去可能な」海上施設となっている。
しかし、現在議論されているV字型滑走路は要らなくなったときに「撤去可能」な海上基地ではなく、50年前の米軍の構想そのものだ。50年もたったのだから、最新の技術や素材を使って撤去可能な施設は建造可能なはずだったのを、稲嶺県勢では次の理由で埋め立てにした。
つまり、フロートなどの海上施設なら、県外鉄鋼メーカーやマリコンなどの仕事になり、県内土木建設業の仕事にならない。埋め立てなら地元でできる上に、つくった滑走路はそのまま民間空港として跡利用できる、というものだ。
海上施設の工法が検討されたが、ポンツーン方式と桟橋方式があり、ポンツーンは沖合いに県庁の建物くらいの巨大防波堤を5、6個沈め、浮き桟橋方式にするものだった。
桟橋方式は太い鋼鉄をジャングルジムのように張り巡らせて、その上に飛行場を作るというものだ。
これでは埋め立てよりタチが悪い。というわけで沖合いの埋め立てということになったが、これもまたできるわけがないので結局着手できなかった。
いまの案は陸上にくっつけて浅瀬を埋め立てるものだ。しかし、浅瀬を埋め立てるなら、桟橋と組み合わせて埋め立て面積を少なくし、ジャングルジムのようだった骨組みを組む必要もない。
浅瀬を埋め立てるなら、人工島を多数作り、その上に撤去可能だが、相当に頑丈な橋を架けてV字型に滑走路を組むことが可能であると考える。図(1)。図のグレーの部分はなくてもよいが、パイロットが欲しいというなら、桟橋方式にして、鉄板か中空のコンクリート函を張る程度にする。

これなら、不要になった際に滑走路を撤去、島を別荘地かリゾート施設に転用できる。図(2)。
どうせなら大規模リゾートに転用して付加価値を高めるべきだ。それには、図(3)のようなバリエーションがよいと思う。
実際に辺野古の海に(3)ができる余地があるかどうかは別にして、全部埋め立てる必要はないはずだ。これを辺野古「花」案と呼ぶことにしよう。ポンツーンや桟橋よりも環境負荷が少なく、面白い跡利用ができるさまざまなバリエーションを検討してはどうか。
なお、このアイデアは3ヶ月くらい前だったか、テレビで世界中の注目を集めているドバイのリゾート開発の様子を見たのがキッカケだ。
ドバイのプロジェクトをぜひ見て欲しい。
↓↓↓↓↓↓↓
http://www.pbase.com/bmcmorrow/dubaiprojects&page=all
↑↑↑↑↑↑↑
この中の最初の写真集 The Palms and The World
が面白い。泡瀬の埋め立てもこれなら納得する人が増えるのではないか。カネはかかりそうだが充分もとはとれる。
2007年02月07日
沖縄観光はいつのまにか最先端
本日の琉大主催の観光シンポジウムが沖縄ハーバービューホテルで開かれた。カナダやハワイ、シンガポールの教授の話しを聞く限り、沖縄は彼らがいうサステイナブルな観光地の条件を満たしているようだ。
というか、「新しい観光は地域の貧困をなくす役割がある」、とか、「観光は開発のツールとして活用できる」(ハワイ大学)というコンセプトだけは30年以上前から沖縄で取り入れられてきた(沖縄振興開発計画)。
「もともと最先端になるべくやってきたではないか」ということを再確認したわけだ。沖縄観光は(貧困を減らすということも、開発も)30年前に比べて格段に向上しているが、これを継続することで一層品質が高まることは間違いない。
また、サステイナブルな観光地の条件30項目くらいをカナダの学者が示したが、これは整理してもらってホントに役に立つ。なるほど世界の観光大学のテキストの著者だ。それに沖縄を当てはめるとほとんどの条件はそろっており、規模が違うというだけで、どこに力を入れたらよいか、がよく分かる。
(物理実験でデスクトップのサイクロトロンと超巨大なそれで「追っている現象は同じ」というのに似ている。検出器の精度を上げるか(質)、装置の規模(量)を広げるかという話なら、当然両方やるべきとなるわけだ。)
また、シンガポールの教授は海浜開発の類型化を行い、世界のいい例も悪い例も見せたが、沖縄ではおそらくすべての例が見つかり、海浜リゾートの世界的な代表例が全部揃うという非常に多様な観光地であることが分かる。これは沖縄の優れた特性だと思う。
海外の先生方は沖縄を見ていないので、沖縄が何をやってきたのか分からないと思われる。沖縄の事例をそれぞれの専門にあわせて見せてあげたらビックリするだろう。そういうことを琉球大学はやるべきではないか。
先日、竹富島観光は世界一かも知れないと紹介したが、本日のシンポジウムで、それが確信に変わった。外国の先生たちも竹富島の事例を見たらびっくりするのではないか。リゾートウェディングも海外(ハワイ)より沖縄が優れているといってウェディング会社が沖縄に進出して、需要を引き込んだ。
沖縄観光(学)はもっと足元を掘りさげるべきだ。海外に沖縄の答はないのではないか。30年前にはなにかを教えてもらう必要があったかも知れない。そしてその通り、世界中・日本中から先生を招いて講義してもったものだ。1980年代初頭には観光業界は講演会をやりすぎて、早く実践しようよというところに来ていた。それらの多くが実現したいまとなっては、これから観光に乗り出そうという外国に沖縄の先進事例(他山に石も含めて)を輸出できる状態になっているのだと思う。
今日のシンポジウムは、世界の最先端がこんなに身近な手の届くところにあるということが分かり、非常に「勉強」になった。(笑)
というか、「新しい観光は地域の貧困をなくす役割がある」、とか、「観光は開発のツールとして活用できる」(ハワイ大学)というコンセプトだけは30年以上前から沖縄で取り入れられてきた(沖縄振興開発計画)。
「もともと最先端になるべくやってきたではないか」ということを再確認したわけだ。沖縄観光は(貧困を減らすということも、開発も)30年前に比べて格段に向上しているが、これを継続することで一層品質が高まることは間違いない。
また、サステイナブルな観光地の条件30項目くらいをカナダの学者が示したが、これは整理してもらってホントに役に立つ。なるほど世界の観光大学のテキストの著者だ。それに沖縄を当てはめるとほとんどの条件はそろっており、規模が違うというだけで、どこに力を入れたらよいか、がよく分かる。
(物理実験でデスクトップのサイクロトロンと超巨大なそれで「追っている現象は同じ」というのに似ている。検出器の精度を上げるか(質)、装置の規模(量)を広げるかという話なら、当然両方やるべきとなるわけだ。)
また、シンガポールの教授は海浜開発の類型化を行い、世界のいい例も悪い例も見せたが、沖縄ではおそらくすべての例が見つかり、海浜リゾートの世界的な代表例が全部揃うという非常に多様な観光地であることが分かる。これは沖縄の優れた特性だと思う。
海外の先生方は沖縄を見ていないので、沖縄が何をやってきたのか分からないと思われる。沖縄の事例をそれぞれの専門にあわせて見せてあげたらビックリするだろう。そういうことを琉球大学はやるべきではないか。
先日、竹富島観光は世界一かも知れないと紹介したが、本日のシンポジウムで、それが確信に変わった。外国の先生たちも竹富島の事例を見たらびっくりするのではないか。リゾートウェディングも海外(ハワイ)より沖縄が優れているといってウェディング会社が沖縄に進出して、需要を引き込んだ。
沖縄観光(学)はもっと足元を掘りさげるべきだ。海外に沖縄の答はないのではないか。30年前にはなにかを教えてもらう必要があったかも知れない。そしてその通り、世界中・日本中から先生を招いて講義してもったものだ。1980年代初頭には観光業界は講演会をやりすぎて、早く実践しようよというところに来ていた。それらの多くが実現したいまとなっては、これから観光に乗り出そうという外国に沖縄の先進事例(他山に石も含めて)を輸出できる状態になっているのだと思う。
今日のシンポジウムは、世界の最先端がこんなに身近な手の届くところにあるということが分かり、非常に「勉強」になった。(笑)
2007年02月06日
1月は5%台の伸び
1月のJAL、ANA沖縄県外線の旅客実績が先ほど揃い、JALが5.3%増、ANAが2.2%増で、両社合計では3.6%増となった。
これに今後、JTA、RAC、SKY、国際線と船舶の実績が加わり、入域観光客数の基礎資料となる。
SKYが全増で、全体を2%前後底上げすることから、他が前年並みとしても1月の観光客数は5%台半ばの伸びとなる模様。
追記
JTA、RACの実績も先ほど届いた。JTAが2.4%減、RACが12.4%減となり、全体は3.0%増。SKYが12月並みなら、5.0%増となる。
SKYの実績は毎月10日WEBで公表となる。土曜にあたるから13日公表になるかも。
これに今後、JTA、RAC、SKY、国際線と船舶の実績が加わり、入域観光客数の基礎資料となる。
SKYが全増で、全体を2%前後底上げすることから、他が前年並みとしても1月の観光客数は5%台半ばの伸びとなる模様。
追記
JTA、RACの実績も先ほど届いた。JTAが2.4%減、RACが12.4%減となり、全体は3.0%増。SKYが12月並みなら、5.0%増となる。
SKYの実績は毎月10日WEBで公表となる。土曜にあたるから13日公表になるかも。
2007年02月04日
竹富島観光は世界最先端

町並み保存で有名な竹富島は、年間40万人以上が訪れる人気の観光地である。
この秘密は何だろうと思うが、それは別にして、おそらく沖縄県内で最も成功し
た観光地であるといえる。世界最先端かも知れない。
島の人口は360人、かつて過疎の島で人口は240人まで減少したことがある
が、盛り返している。Uターンが増え、島の民宿には全部、後継者が戻った。島
の魅力が再認識されたこと、十分観光でやっていけるまでに規模が拡大したこと
によるところが大きいと思われる。
民宿は年中満杯で、予約は取りにくく、島に失業はない。
祭りの島で、年間22回の行祭事がある。最大の行事・種取り祭をピークにその
序曲のような祭りが続くそうだ。
島の住民は祭りのための芸能の準備に精を出し、祭りとその練習を通じて、(よ
そ者にも)伝統を伝え、受け継がれ、強力な共同体ができている。
公民館が中心となって活動資金を集め、高度な自治が行われている。たとえば、
環境省のビジターセンターは建て替えられたが、設計の細部にわたるまで住民の
考えを取り入れさせた。コンクリートづくりの設計図面は、木造に変更となり、
展示内容もまったくやり変えた。(写真。竹富島公民館、商工会の面々と座間味
村メンバー)
また、桟橋のターミナルは待合い施設であるため、商業施設として使えなかった
のを、使えるようにした。同じ問題で悩んでいる離島は多いから、竹富島がどう
やって政治を動かしたか、学ぶべきことは多い。役場や県、省庁をうまく住民が
活用しているのだが、そうするノウハウを蓄えるまでに住民がどれほど学習し、
相手を説得するために努力をしたか、想像がつく。ポイントを突いた提案ができ
るから、役所もそれを取り入れないわけには行かないということだろう。
300人が一丸となれば住民の意思は通るという典型的な実例だろう。
祭りの維持にはテマヒマがかかるが、負担を減らす必要もあるとのことで、島の
適正な人口は500人くらいではないかという、目標がある。
その500人に仕事が行き渡るように、徐々に伝統工芸を復活させたり、民宿や
宿泊施設を増やしていく計画の途中である。
観光客はこれ以上増やす必要がない、という状況になっているのはハワイと同じ
だが、新規の開発が少なくなったハワイとは異なり、竹富島の場合は町並み保存
地区の外には広大な開発可能な土地がある。そこへ、これまで大資本の進出を許
さなかったのも住民の意思であった。
いま、時宜を得て、観光の量から質への転換が始まろうとしている。竹富島は外
部資本に開発を任せたハワイよりも進んだ観光地になる可能性が非常に高い。住
民がやろうと思えば、徹底的に条件をつけた上で相手を選び(もちろん地元資本
でやってもいいし、その方が現実的だ)、快適なリゾートホテルの建設も可能
で、その根拠となるのが先に述べた、
年間の祭り22回、人口500人が適切
という部分だ。竹富島は時間はかかるかも知れないが、これからその目標に向
かって動き出そうとしている。ここまでくるのに30年かかっている。わたしも
30年前の学生の頃に一人の観光客として島を一周し、その後、しばしば取材で
出かけた。
しかし、その時には昨日、竹富町で聞いたような話が進んでいるとはまったく知
らなかった。当時は単純に外部資本の参入を阻止したり、街並みを保存しようと
いう運動が目立っていた。しかし、表面からは見えないところで、揺るぎのない
地域のあり方が確立されていた。100年前まで人頭税があったころの経験も積
極的に活用されているように見受けられた。公民館に台帳があり、犬やネコの飼
い主も明記され、だれの犬かネコかを島中で知っている。島の生産人口のすべて
から公民館の維持費用が捻出されていた。
いまから振り返ると竹富島の30年は一瞬の出来事のようだ。これからの30年
もアッという間に過ぎるし、計画は実現すると思う。すごいところだ。






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