11月の県外=沖縄線、0.4%減と前年並み
11月のJAL、ANA、JTA、RACの県外=沖縄線搭乗実績は0.4%減となった。JALが3.8%減、ANAが2.2%増、JTAが前年と同じ、RACが1.5%増となった。SKYの実績は来週でる。海外の増加が期待されることから、11月の観光客数は前年をやや上回る模様。
07年の観光客数は585万人(3・9%増)前後となる見込み。
県は07年の目標値を3年前の第2次沖縄県観光振興計画で580万人と設定しており、この目標を上回るのは確実。
また、県は07年から暦年の目標値設定をやめ、年度目標に変えた※。07年度の目標は590万人(ビジットおきなわ計画)だが、これを上回るかどうかは、さらに見極めが必要だ。
07年は暦年でも590万人が達成可能と見られた(わたしが見ていた)が、航空会社などによると10月以降12月までの第三4半期の不振が予想されている。10、11月はバーゲン設定を期間を縮小、12月は予約が弱いという。
1月以降、不振を取り戻す動き(バーゲン設定の拡大など)が航空会社から出てくることも予想されるが、高騰する燃油価格をにらんでの運賃設定になりそう。
※航空会社の施策が2月頃に出るため、それを折り込んで「精密」な目標を設定したいというのが県の説明だが、これでは単なる予想であり、戦略性が要求されるはずの「目標」たり得ないだろう。逆に沖縄県の目標の立て方によって航空会社に影響を与えるというくらいでなければならない、と思う。
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