› 渡久地明の時事解説 › 2018年05月2018年05月24日
4月のFSC沖縄線は3.7％増
JAL・ANA両グループの沖縄線実績が5月24日、出そろった。それによると、両グループの沖縄線旅客数は3.7％増と前年を上回った。席数は0.5％増、利用率は77.0％と前年を2.4ポイント上回った。
このうち国内観光客数推計の根拠となる県外線の旅客数は4.5％増だった。県内は0.5％増と前年並みだった。（「沖縄観光ニュース」5月24日、17：48）
2018年05月20日
2018年の1000万人、2006年の予想
沖縄県は今年（2018年度）の観光客数の目標を1000万人とした（4月24日発表）。
1000万人は私と数人の仲間とで1998年に「2016年頃の1000万人が可能だ」と予言してから21年目となる。
この時の予測から2年ズレたのだが、
10年以上前の別の原稿では1000万人達成は9.11テロアタックで2018年以降に遠のいたと計算し直して、観光情報学会の学会誌「観光と情報」（2006年）にエッセイとして掲載していたのだった。その後、2008年のリーマンショックはさらに達成時期を遅らせる事件だったが、2012年の安倍首相の再登場と異次元の金融緩和、アベノミクスで急速に回復し、2018年の1000万人達成まで回復したのだと考えられる。
その原稿を写真データとしてサルベージしてきたので、以下に示す。
1000万人は私と数人の仲間とで1998年に「2016年頃の1000万人が可能だ」と予言してから21年目となる。
この時の予測から2年ズレたのだが、
10年以上前の別の原稿では1000万人達成は9.11テロアタックで2018年以降に遠のいたと計算し直して、観光情報学会の学会誌「観光と情報」（2006年）にエッセイとして掲載していたのだった。その後、2008年のリーマンショックはさらに達成時期を遅らせる事件だったが、2012年の安倍首相の再登場と異次元の金融緩和、アベノミクスで急速に回復し、2018年の1000万人達成まで回復したのだと考えられる。
その原稿を写真データとしてサルベージしてきたので、以下に示す。
2018年05月07日
GWのFSC沖縄線旅客実績は2.5％増
JAL・ANA両グループとSKYのGW（4月27～5月6日）の旅客実績が5月7日、出そろった。それによると、沖縄線の旅客数は2.5％増と前年を上回った。席数は0.4％増、利用率は77.6％と前年を1.6ポイント上回った。
国内線の旅客数は6.1％増、席数は0.1％増、利用率は78.5％と前年を4.5ポイント上回った。
日本発着国際線の旅客数は8.2％増、席数は4.8％増、利用率は82.8％と前年を2.7ポイント上回った。（沖縄観光ニュース、5月7日、17：55）
リンク先に集計表があります。
2018年05月04日
浦添市の西海岸開発シンポジウムでの私の発言
浦添シンポ（4/25）で使った私の写真資料01-13。
沖縄観光が伸びる要因と浦添西海岸の関係は「しまたてぃ」84号（2018年4月発行）の記述を使ったが、ここでは省略。
写真の簡単な説明と私の発言趣旨
↓
これまでの浦添西海岸の構想、リゾートのゴールデントライアングルという発想、1000万人の予想、世界一を目指せとする識者の提言。
ワイキキ型のリゾート開発が可能として、ワイキキと浦添西海岸を写真で比較。ワイキキの様子。
浦添西海岸に長さ2キロの運河を掘って両岸をビーチにし、モルジブの例を示して水上コテージを配置してはどうかとのアイデア。高層ホテルは運河の背面で良い。
これらによって、浦添西海岸の客室数4万室前後、観光客数1000万人、観光収入1兆円が可能と述べた。沖縄観光客数が今年1000万人となるので、倍増は15年で可能、そのかなりの部分を浦添市西海岸がが吸収できると述べた
マーケティングのプロである伊敷豊氏も冒頭の基調講演で売上1兆円が可能と述べた。
地主会の宮城政司氏は都市型リゾートに協力したいと発言。
松本哲治市長は観光開発が遅れた分、後発の利点を活かして従来にない発想で取り組みたい、と述べた。
01 沖縄NBC会のクイーンエリザベス号が横付けできる岸壁とゴルフ場、2000室のホテル計画（1985年）、当時の比嘉昇浦添市長がニューヨークでラドウィック氏の意向を確認。
02 沖縄県のリゾート沖縄マスタープラン（1990年）、ハワイ・ゴールドコースト・沖縄でリゾートのゴールデントライアングルの一角を形成すると構想。
03 沖縄観光客は2016年に1000万人に到達すると予想し、前倒しで実現すべきと提言（1998年「観光とけいざい」記事）。今年の沖縄県の目標が1000万人であり、この時の予想がほぼ的中。
04 沖縄観光はトップを目指せという観光庁井出長官の提言（2013年「観光とけいざい」記事）。 日本青年会議所沖縄地区協議会主催の講演会で。
05 ワイキキと浦添西海岸の比較（GoogleEarth）
06 ハワイ、確かヒルトンハワイアンビレッジからダイヤモンドヘッド方向（2009年）
07 ハワイ、ワイキキビーチホテル側からヒルトンハワイアンビレッジ方向（2009年）
08 ハワイ、ヒルトンハワイアンビレッジの人工プール。地べたを丸く掘って砂浜を造り、海水を入れている。確か一日6回入れ替えているとのこと（2009年）
09 モルジブ、マレの滑走路脇の水上飛行機発着場（2003年）。2017年の観光客は139万人（8.0％増）。
10 モルジブ、水上飛行機から（2003年）、チービシのような島が1000以上あって、このうち数十にホテル（水上コテージ）がある。
11 水上飛行機が桟橋近くに着水。小さなボートで桟橋に。
12 水上コテージ。たぶん台風がないので、こんなホテルが成り立つと思う。
13 テラス側の風景。
沖縄観光が伸びる要因と浦添西海岸の関係は「しまたてぃ」84号（2018年4月発行）の記述を使ったが、ここでは省略。
写真の簡単な説明と私の発言趣旨
↓
これまでの浦添西海岸の構想、リゾートのゴールデントライアングルという発想、1000万人の予想、世界一を目指せとする識者の提言。
ワイキキ型のリゾート開発が可能として、ワイキキと浦添西海岸を写真で比較。ワイキキの様子。
浦添西海岸に長さ2キロの運河を掘って両岸をビーチにし、モルジブの例を示して水上コテージを配置してはどうかとのアイデア。高層ホテルは運河の背面で良い。
これらによって、浦添西海岸の客室数4万室前後、観光客数1000万人、観光収入1兆円が可能と述べた。沖縄観光客数が今年1000万人となるので、倍増は15年で可能、そのかなりの部分を浦添市西海岸がが吸収できると述べた
マーケティングのプロである伊敷豊氏も冒頭の基調講演で売上1兆円が可能と述べた。
地主会の宮城政司氏は都市型リゾートに協力したいと発言。
松本哲治市長は観光開発が遅れた分、後発の利点を活かして従来にない発想で取り組みたい、と述べた。
01 沖縄NBC会のクイーンエリザベス号が横付けできる岸壁とゴルフ場、2000室のホテル計画（1985年）、当時の比嘉昇浦添市長がニューヨークでラドウィック氏の意向を確認。
02 沖縄県のリゾート沖縄マスタープラン（1990年）、ハワイ・ゴールドコースト・沖縄でリゾートのゴールデントライアングルの一角を形成すると構想。
03 沖縄観光客は2016年に1000万人に到達すると予想し、前倒しで実現すべきと提言（1998年「観光とけいざい」記事）。今年の沖縄県の目標が1000万人であり、この時の予想がほぼ的中。
04 沖縄観光はトップを目指せという観光庁井出長官の提言（2013年「観光とけいざい」記事）。 日本青年会議所沖縄地区協議会主催の講演会で。
05 ワイキキと浦添西海岸の比較（GoogleEarth）
06 ハワイ、確かヒルトンハワイアンビレッジからダイヤモンドヘッド方向（2009年）
07 ハワイ、ワイキキビーチホテル側からヒルトンハワイアンビレッジ方向（2009年）
08 ハワイ、ヒルトンハワイアンビレッジの人工プール。地べたを丸く掘って砂浜を造り、海水を入れている。確か一日6回入れ替えているとのこと（2009年）
09 モルジブ、マレの滑走路脇の水上飛行機発着場（2003年）。2017年の観光客は139万人（8.0％増）。
10 モルジブ、水上飛行機から（2003年）、チービシのような島が1000以上あって、このうち数十にホテル（水上コテージ）がある。
11 水上飛行機が桟橋近くに着水。小さなボートで桟橋に。
12 水上コテージ。たぶん台風がないので、こんなホテルが成り立つと思う。
13 テラス側の風景。
画像一覧 