小野盛司氏の明快な積極財政論

渡久地明

2008年01月30日 19:50

日本経済復活の会
http://www.tek.co.jp/p/

の小野盛司会長が「信州の泉」という硬派のブログに連続して寄稿している。積極財政策に転じるべきであることを分かりやすく述べているので、ぜひお読みいただきたい。おすすめである。

 1.「政府による経済予測の偽装」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2007/12/post_cc2c.html

 2.「財政は破綻するのか」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_1503.html

 3.「デフレ化で行う増税や歳出削減が、いかに馬鹿げているか」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_7a8c.html

 4.「日本を貧乏にする政策にNOと言おう」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_b4ba.html

 5.「お金がなければ刷りなさい」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_e112.html

 6.「景気対策をすればどうなるのか」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_d774.html

 7.「アメリカは16兆円を刷って減税という景気対策を実施」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_11ff.html

 8.「内閣府の試算による積極財政で財政が健全化することが明らかに」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_1fe1.html

 9.「株価急落に対する政府の無策を追求しよう」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_b753.html

10.「ガソリンのザン低税率の存廃を争っているときか」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_52ae.html

11.「景気対策をやった方がよいのではないかと内閣府に電話して聞いてみました」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_2f09.html

12.「バブル潰しは、あれでよかったのか」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_00ff.html

13.「ダボス会議でIMF専務理事が景気対策を呼びかける」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/imf_bdc8.html

14.「円の信用とは何か」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_f6d6.html

15.「道路はもういらないのか」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/01/post_5c35.html

わたしも03年初めに「観光とけいざい」に

「積極予算で財政は健全化する」
http://www.tek.co.jp/p/OKNews628.html

という記事を書いた。小野会長からは論文を送ってもらった。また、当時は日本経済復活の会の掲示板にも出かけていって、いろいろな議論をしたものだった。

そこで得た知識は当時はなかなかまわりに受け入れてもらえないというさびしい思いをしたものだが、最近は世の中の方が変わった。最も議論が進んでいるのはインターネットの掲示板である。国会でも自民、民主を問わず積極財政に関する発言が増えている。

正論をはいているのは

「暮らしを守る緊急20兆円経済対策」
http://www.kokumin.or.jp/seisaku/20080125.shtml

を1月25日に打ち出した国民新党である。

(わたしも似たようなことを

「ブッシュと福田、景気対策で大違い」(1月18日付)

で述べた。)

アメリカの緊急経済対策を見れば、小野氏らの主張が当たり前であったことが改めて理解されると思う。

誰の、何のための経済政策か。国民の負担を増やして財政赤字を減らすという政策は、国民の給料をどんどん減らし、格差を拡大し、生活保護をうち切って餓死者を出すというところに追い込んだ。間違った政治だった。

景気を良くして、国民をいきいきと豊にして(90年代以前はそうだった)、税収は自然に増えるのを待つという政策こそが正解である。

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