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2007年08月18日

辺野古は断ればよい

久々に米軍基地に関する話題。数人で話し合った結論だが、文責は私にある。これまでに本ブログで述べたことの再確認でもある。新たな情報は小池大臣、守屋次官の評価の部分。

1、小池百合子大臣は軍事・沖縄基地問題を理解していないし、解決する能力もない。(私は小池大臣の続投もなくなったのではないかと思う。また辞めさせるべきだ)

1、対して守屋武昌次官は大田知事時代からの沖縄問題のエキスパートであり、これまでの経緯を熟知している。充分に信頼が置ける、沖縄にとって最重要人物である。

1、辺野古環境アセスの方法書提出は守屋氏の指示での提出ではなく、小池氏が訪米の手みやげとしたもの。

1、沖縄知事が小池大臣に守屋次官の交代を要求したという報道は信用できない。仲井眞弘多知事はそのような画策をする人ではない。

1、北朝鮮問題は従来の予測通り、北京オリンピック前に(非軍事的な解決を含め)片付く。中台問題は来年の総統選挙で国民党が復権することで片付く。普天間の存在意義はなくなる。

1、米は14年に辺野古が出来てもできなくても、グアムに撤退する。したがって、名護市長、沖縄知事は辺野古を堂々と断ればよい。

1、嘉手納以南の米軍基地も返還も14年には辺野古移転がなくても実施される。その際の再開発需要が発生し、地元にとって辺野古の建設工事よりも大きな経済的なプラスがある。

1、守屋氏は辺野古の新設なしでの米軍撤退シナリオを理解しており、沖縄側ともめているように見えるのは芝居。芝居を本気にして守屋氏を(強硬な辺野古推進派と)非難するのは当たらない。後任人事の増田好平氏はどのような人物か分からないが、守屋氏の路線を踏襲するであろう。

1、ただし、防衛省の一部に辺野古を自衛隊基地として活用したいという勢力があり、これと結託する地元資本もある。市長・知事は自分の地位よりも、世界情勢を見て辺野古不要の正論で対処すべき。



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Posted by 渡久地明 at 19:05│Comments(0)返還基地の跡利用
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