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2007年08月30日

事故の影響は軽微

チャイナエアラインの事故で、沖縄観光にマイナスの影響がでるのではないかという取材を全国紙と東京のTV局から受けた。

影響は軽微か全くないと応えたが、根拠は次の通り。

1、台湾からの観光客数は年間4.1万人(06年実績)であり、今年は6月まで前年比2割増。10月以降半減しても(絶対あり得ないが)前年に比べてマイナス4000人程度。沖縄観光590万人(今年の目標)に占める割合は0.14%にすぎない。

1、事故で台湾人観光客が減少する可能性も非常に少ない。出国台湾人数の長期データを見ると、チャイナエアライン機の事故で出国者数にブレーキがかかった痕跡は、死亡事故を起こし年だけである。また、911テロなど世界を震撼させた航空機事故(事件)でも出国者数が減っている。その他の事故(台湾機以外の事故、台湾機の事故でも死亡者がゼロの場合)では影響がない。この傾向は日本人にも当てはまる。

1、日本人観光客は上記理由で影響は極めて少ない。死亡者がゼロであり、国内航空会社による事故ではなかったため影響はほとんど出ない。

1、事故直後、わたしが国内航空会社に聞いたところ、事故によると思われるキャンセルはないとのことだった。また、台湾人客を受け入れている旅行社にもキャンセルは入っていなかった。

1、ただし、沖縄発の海外でチャイナエアラインを使った募集旅行は中止になったものがある。

以上は「観光とけいざい」紙面で詳細な数値を示して検討を加え、郵送した。



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Posted by 渡久地明 at 15:59│Comments(0)沖縄観光の近況
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