2008年01月02日
おバカな経団連の政策提言
経団連が今後10年以内に世界最高の所得水準を実現するとして「成長創造 躍動の10年へ」という提言を発表した。目指すところは当たり前だが、やり方はめちゃくちゃなようだ。
「今後5年間をメドに1)世界最先端の電子政府・電子社会の実現、2)地球温暖化防止に向けた取り組みの強化、3)道州制の導入に向けて全国で5つ以上の自立した広域経済圏の形成──を重点的に推進」といっているそうだ。
1)〜3)ともに何で成長につながるのか、記事からは不明だが、常識的に見ても不明だ。成長政策にはこれまで経団連を含め間違った経済政策を改めるのが常道である。
今後10年にわたって年率7%以上のGDP成長ターゲットを定めるのが一番早い。そのためには減税、政府支出の拡大、所得税の累進制を90年代に戻す、景気回復するまでの低金利の据え置きなどが効果を発揮することが分かっている。
道州制など一人当たりGDPが世界一になって、20年くらい経過してからその時の国民がやりたいというなら初めてやればよい。ばかばかしい。経団連は経済掲示板ではまるっきりはなしにならない経済音痴の集合体とさげすまれているが、こういう提言が出てくるようじゃ、本当にダメな団体に成り下がってしまったといえる。(続きを読む、に念のためロイターの記事をコピペした)
「今後5年間をメドに1)世界最先端の電子政府・電子社会の実現、2)地球温暖化防止に向けた取り組みの強化、3)道州制の導入に向けて全国で5つ以上の自立した広域経済圏の形成──を重点的に推進」といっているそうだ。
1)〜3)ともに何で成長につながるのか、記事からは不明だが、常識的に見ても不明だ。成長政策にはこれまで経団連を含め間違った経済政策を改めるのが常道である。
今後10年にわたって年率7%以上のGDP成長ターゲットを定めるのが一番早い。そのためには減税、政府支出の拡大、所得税の累進制を90年代に戻す、景気回復するまでの低金利の据え置きなどが効果を発揮することが分かっている。
道州制など一人当たりGDPが世界一になって、20年くらい経過してからその時の国民がやりたいというなら初めてやればよい。ばかばかしい。経団連は経済掲示板ではまるっきりはなしにならない経済音痴の集合体とさげすまれているが、こういう提言が出てくるようじゃ、本当にダメな団体に成り下がってしまったといえる。(続きを読む、に念のためロイターの記事をコピペした)
[東京 1日 ロイター] 日本経済団体連合会(経団連)は1日、年頭にあたって10年以内に世界最高の所得水準を実現するためにあらゆる政策手段を結集すべきとする提言「成長創造 躍動の10年へ」を発表した。
少子高齢化や新興経済国の台頭、地球温暖化問題など、国民の間に広がる閉塞感を打ち消す必要があるとし、2008年をスタートの年にしたいとしている。
具体的には、今後5年間をメドに1)世界最先端の電子政府・電子社会の実現、2)地球温暖化防止に向けた取り組みの強化、3)道州制の導入に向けて全国で5つ以上の自立した広域経済圏の形成──を重点的に推進すべきとした。
また、今後10年間に取り組むべき重要政策課題として1)イノベーションを加速し成長力を強化、2)経済連携協定(EPA)・自由貿易協定(FTA)を通じた世界経済との関与強化、3)道州制導入による日本全体の豊かさ向上、4)税制など事業環境整備の推進、5)公的部門の改革による国民の安心・安全の確保──の5つを掲げた。
経団連は、年初に会長の年頭所感を公表してきたが、過去10年来、1人当たり国民所得の国際順位が低下していることなどの危機感から、具体的な成長戦略が必要と判断し、提言にまとめた。
少子高齢化や新興経済国の台頭、地球温暖化問題など、国民の間に広がる閉塞感を打ち消す必要があるとし、2008年をスタートの年にしたいとしている。
具体的には、今後5年間をメドに1)世界最先端の電子政府・電子社会の実現、2)地球温暖化防止に向けた取り組みの強化、3)道州制の導入に向けて全国で5つ以上の自立した広域経済圏の形成──を重点的に推進すべきとした。
また、今後10年間に取り組むべき重要政策課題として1)イノベーションを加速し成長力を強化、2)経済連携協定(EPA)・自由貿易協定(FTA)を通じた世界経済との関与強化、3)道州制導入による日本全体の豊かさ向上、4)税制など事業環境整備の推進、5)公的部門の改革による国民の安心・安全の確保──の5つを掲げた。
経団連は、年初に会長の年頭所感を公表してきたが、過去10年来、1人当たり国民所得の国際順位が低下していることなどの危機感から、具体的な成長戦略が必要と判断し、提言にまとめた。
Posted by 渡久地明 at 17:53│Comments(0)
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