2009年12月31日
観光客数、10年はさらに落ち込む恐れ
今年の観光客数は565万人となりそうだ。1年前のわたしの予想630万人を大きく下回った。
630万人はホテル界業に伴う受入能力の拡大で、既存ホテルが前年並みの稼働率を維持するための条件でもあった。
景気の冷え込みは予想していたが、沖縄旅行にはあまり影響がないだろうと踏んだ。
しかし、実際には「本土の雇用・所得環境の悪化」が沖縄観光にも影響した。
気になるグラフを1枚挙げる。

これを見ると、沖縄観光客数は全国の落ち込みより常に数%上回っていたが、9月以降、全国並みの落ち込みとなった。言葉を代えればこれまで、沖縄観光客数は全国の落ち込みは見かけ上無関係に伸びてきたが、9月頃から連動するようになってきた。
このまま政府が無策で景気が回復しなければ、全国の落ち込みは来年も継続し、沖縄観光客の落ち込みも全国並みとなる心配がある(マイナスの伸びしろがある)。その場合、来年の観光客数は今年より2、3%の減少となる恐れがある。
逆に、デフレギャップを解消し、さらにGDP成長率で前年を数%オーバーシュートするような景気回復策を政府が打てば、観光客数は受入上限の630〜650万人を超えるのは簡単なはずだ。なぜそれをやらないのか。10年はもっと直接的に政府にコトを要求しなければならない。
630万人はホテル界業に伴う受入能力の拡大で、既存ホテルが前年並みの稼働率を維持するための条件でもあった。
景気の冷え込みは予想していたが、沖縄旅行にはあまり影響がないだろうと踏んだ。
しかし、実際には「本土の雇用・所得環境の悪化」が沖縄観光にも影響した。
気になるグラフを1枚挙げる。

これを見ると、沖縄観光客数は全国の落ち込みより常に数%上回っていたが、9月以降、全国並みの落ち込みとなった。言葉を代えればこれまで、沖縄観光客数は全国の落ち込みは見かけ上無関係に伸びてきたが、9月頃から連動するようになってきた。
このまま政府が無策で景気が回復しなければ、全国の落ち込みは来年も継続し、沖縄観光客の落ち込みも全国並みとなる心配がある(マイナスの伸びしろがある)。その場合、来年の観光客数は今年より2、3%の減少となる恐れがある。
逆に、デフレギャップを解消し、さらにGDP成長率で前年を数%オーバーシュートするような景気回復策を政府が打てば、観光客数は受入上限の630〜650万人を超えるのは簡単なはずだ。なぜそれをやらないのか。10年はもっと直接的に政府にコトを要求しなければならない。
Posted by 渡久地明 at 18:18│Comments(0)
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