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2010年04月29日

鳩山さん頑張って

 以前に「鳩山由紀夫氏との7年前の対話」という長文の記事を投稿したが、ある部分を思い出したので読み返したら、すごくいいこと言っている(沖縄から言えば当たり前のことだけど)。その部分を再掲する。下線はわたし。どうしていまそれをやらないのだろう。連休中に行くのは沖縄ではなく、ワシントンでしょう。オバマさんに会って「海兵隊をグアムと沖縄で行ったり来たりさせるのではなく、グアムとハワイでやってくれ」と話しあうべきである。鳩山さん、頑張って。私は応援しているよ、一緒にいってあげてもいいよ。

《鳩山》 私ども民主党も当然、地位協定の改正を目指します。これは平成の条約改正といっているのですが、これはやらんといかん。そのくらいの気迫で臨む。

 小泉さんは経済政策もないんですが、一番まずいのは対米コンプレックスの固まりなんですよ。これは沖縄にとってものすごい悲劇だと思う。アメリカに対してこの総理はものをいえないんです。結果として日米地位協定などという話も気兼ねして何も改正を求められないでしょ。

 われわれは政権をとれば当然日米地位協定は条約改正だという思いで取り組んでいきますよ。緊急の場合、やむを得ないことがあるかも知れませんが、それ以外は民間の空港を使ってはいかんということなどきちっと盛り込まなければならない。環境保全も含めて当然条約改正は求めていきます。

《渡久地》 根底は基地そのものです。地位協定はその周囲にあるものでしょう。しかしそれさえ歴代外相や首相が何もいえなかった。官僚にコントロールされているからでしょうか。

《鳩山》 官僚もそうですけど、政権全体の問題です。何か弱みを握られているのかどうか私は分かりませんが、アメリカにものがいえない。

 私はアメリカは好きですよ。六年間留学してもいましたし。だからといって、世界の中で一極しか軍事大国がないという状況の中で、何でもしていいっていう話じゃない。

《渡久地》 アメリカと率直に話し合えば相手も分かるものがあるはずなのにそこまで行かない。

《鳩山》 そうでしょ。迫力がないですよ。

《渡久地》 アメリカの大統領と首相がこうしようよ、話すべきです。アメリカの言いなりになっている小泉さんはホワイトハウスの中でも相当にバカにされていますよ。タフに交渉せんといかんですよね。

《鳩山》 居酒屋で酒飲んでりゃいいってもンじゃないですよ。仲良くなることはいいんですけど、仲良くなったらいいたいことをいう。友人であれば間違っていればきちんと正す

《渡久地》 そんなことができない人達がズーッと首相を務めてきたわけだ。

《島田》 この問題は官僚の問題でなく、政治が決めるべきです。役所に言ったって仕方ないですよ。

《鳩山》 だって韓国だってドイツだって地位協定の改正はやってるんだから、何で日本はできないんだっていう話でしょ。



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Posted by 渡久地明 at 22:45│Comments(0)返還基地の跡利用
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