2011年03月15日
「深刻な放射能物質の漏洩は決して起こらない」
MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説が出ている。原発事故で何が起きているか詳しい解説がある。日本語で読める。
原爆のような核融合に基づく爆発は起こらない原理となっており、最悪、炉心溶融がおこっても第3の格納容器のそとに影響は出ない。
「第三の格納容器の中は全て黒鉛で満たされる。これがいわゆるコアキャッチャ(core catcher)だ。もし炉心が溶融し圧力容器が爆発(最終的には融ける)したとしても、コアキャッチャが溶け出した燃料や他のすべてのものを捕える。」
マスコミの報道が過熱しすぎているだけだと思われる。Dr. Josef Oehmenは解説文のイントロで
追記:3月17日、21:00
上の解説は MIT Nuclear Science And Engineering Department のスタッフによって改訂されているのでお知らせ。 Dr. Josef Oehmen はNSEのスタッフではなかった。しかし、議論の出発点としては意義があるとして、元記事の記述にそった構成で改訂している。わたしとしては元記事のコアキャッチャーの説明で、一部わかりにくいところがあったので修正してほしかったが、改訂版では削除されているようだ。改訂版を読むことをおすすめする。
改訂された記事(日本語訳)
http://d.hatena.ne.jp/arc_at_dmz/20110316/fukushima_nc_power_plants
原爆のような核融合に基づく爆発は起こらない原理となっており、最悪、炉心溶融がおこっても第3の格納容器のそとに影響は出ない。
「第三の格納容器の中は全て黒鉛で満たされる。これがいわゆるコアキャッチャ(core catcher)だ。もし炉心が溶融し圧力容器が爆発(最終的には融ける)したとしても、コアキャッチャが溶け出した燃料や他のすべてのものを捕える。」
マスコミの報道が過熱しすぎているだけだと思われる。Dr. Josef Oehmenは解説文のイントロで
私は3月12日に日本で起こっているいくつかのトラブル──日本の原子炉の安全性──に関して心の平穏を与えるために、この文章を書いている。率直に言って状況は深刻だが、コントロール下にある。そしてこの文章は長い。しかし、この文章を読むことによってこの惑星に一緒に住むあらゆるジャーナリストよりも原子力発電所について詳しくなるだろう。といっている。訳も優れていると思う。ぜひ、お読みください。
追記:3月17日、21:00
上の解説は MIT Nuclear Science And Engineering Department のスタッフによって改訂されているのでお知らせ。 Dr. Josef Oehmen はNSEのスタッフではなかった。しかし、議論の出発点としては意義があるとして、元記事の記述にそった構成で改訂している。わたしとしては元記事のコアキャッチャーの説明で、一部わかりにくいところがあったので修正してほしかったが、改訂版では削除されているようだ。改訂版を読むことをおすすめする。
改訂された記事(日本語訳)
http://d.hatena.ne.jp/arc_at_dmz/20110316/fukushima_nc_power_plants
Posted by 渡久地明 at 18:17│Comments(0)
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