てぃーだブログ › 渡久地明の時事解説 › 沖縄観光の近況 › 観光要覧を紹介します。

2005年09月16日

観光要覧を紹介します。

ネタ切れで休もうと思っていたら、ちょうどいいコメントが寄せられましたので、それに応えます。

================

はじめまして
現在、神奈川の大学院で院生をしております。金城敬太と申します。
日記のほう大変興味深くよまさせて頂いています。
ご連絡先がわからなかったのでこちらに書き込みます。

本題ですが、現在専攻がデータマイニングをしていますが出身が沖縄ということもあり一度観光情報を分析してみたいと思いました。でも肝心の沖縄の観光に関するデータがどこで入手できるのかというのが分からず書き込みを致しました。
(例:ホテルの稼動率、観光者数・観光の目的などなど)

データといいましても、政府が発表しているもの、企業が持っているもの、リサーチ会社に依頼するもの、自ら調査しなくてはいけないものなど多々あると思いますが、現状ではどのようになっているのでしょうか。よろしければお聞かせください。
Posted by kinjo at 2005年09月16日 18:03

===========

沖縄観光の基礎数値は沖縄県「観光要覧」にあります。県観光商工部観光企画課に資料請求すれば現物を送ってくれると思います。

また、

http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/cateview.jsp?cateid=233

に平成15年版の観光要覧PDFがあります。(ダイジェスト版かも知れません。未確認)

なお、この観光要覧の数値を子細に分析すると「沖縄観光成長の法則」にたどり着きます。業界の中にいると人間のドラマに目がいって、こんな身近なところに法則があることに気が付かないんですね。数値だけ分析して法則を見つけて下さい。

また、人間ドラマ=業界のそのときどきの動きは

沖縄観光ニュースhttp://www.sokuhou.co.jp/にあります。数値を分析するまで読まない方がよいかも。

金城さん、わたしがライブドアでこのブログを始めたら早速リンクを張って下さいました。数学専攻ですか。遅くなりましたが、ありがとうございます。


同じカテゴリー(沖縄観光の近況)の記事

Posted by 渡久地明 at 22:23│Comments(2)沖縄観光の近況
この記事へのコメント
渡久地さま

早速、コメントありがとうございます。
実際に分析をしてみて何か見出せればと思います。
専攻は、データ分析や人工知能でいわゆる情報系です。沖縄観光情報学のMLにも入っているため動向を興味深く拝見させていただいてます。

少し最近のこの分野での動向をいいますと、SNSやblogの普及に伴って「スモールワールド」や「社会ネットワーク分析」といった複雑ネットワーク研究が去年から流行です。べき乗分布やスケールフリーといったことも至る所でみられていますが、こういった観点も役立つかもしれません。

経済についてはまだ未熟なので勉強させていただきます。
ありがとうございました。
Posted by kinjo at 2005年09月30日 22:21
MLに入ってるんですか。そちらにも投稿して下さい。

国土交通省は来年から全国の観光基礎データを地域間で比較可能なものにしようと、全国の宿泊施設向けのアンケートの取り方を検討していますが、沖縄については県に対し、極めて精密な数値がそろっており、何もいうことはなく、そのまま続けるようにという認識だそうです。

沖縄の数値と比較可能なのは日本の観光データ(外国人観光客数のカウント)、各国政府まとめのデータ、ハワイ、グアムなどの観光客数が航空乗客として完璧にカウントできる地域です。

日本の他の地域は、航空機、電車、マイカー、船などで観光客が出入りするため、例えば鹿児島県に来ている観光客の数は精密には分かりません。鹿児島を通過して、宮崎で宿泊となると、通過客一人というカウントになります。その一人が、鹿児島県内で昼メシを食べ何かの施設に入場したら2人とカウントされている可能性があります。

結局、古い記憶ですが鹿児島県の観光客数は1500万人、一人当たり消費額1500円などとなり沖縄とはかなりフィジカルミーニングが異なります。
Posted by 渡久地明 at 2005年09月30日 22:21
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。