渡久地明の時事解説

　FSC各社が9月10日までにまとめた8月の県外＝沖縄線旅客数は10.2％増と大きく伸びた。好調なLCCを入れると17～18％増となる見込み。航空搭乗客数から県民を除き、海路の国内客、空海路の外国人客を加えた8月の入域観光客数は空前の70万人を超える可能性が高い。新石垣空港のオープンや LCCのフル稼働で供給が大幅に増えており、台風の影響が少なかったこと、景気の回復傾向も追い風になった。

　JALが8.3％増、ANAは12.5％増、JTAは4.0％増、SKYは関西を運休したが、成田、神戸からの石垣直行便を新設し、11.1％増と伸ばした。RACも14.5％増となった。

　また、石垣・宮古・久米島の県内主要3路線の旅客数は合計で20.6％増と著増。SKYが新規参入した石垣が21.0％増、宮古は22.2％増、久米島は10.0％増となった。（沖縄観光ニュース）