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2005年10月19日

軍事的空白を埋める自衛隊

 今朝の沖縄タイムストップは「陸自訓練ハンセンへ」という大見出しだ。これは軍事的な空白を自衛隊が埋めるという話の端緒となる記事。

 お馴染みの神浦さんはもっと踏み込んで、トリイには西方普通科連隊、嘉手納に百里基地のF15が移駐すると、次のように読んでいる。

http://www.kamiura.com/ 10月19日の What's New ?

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 第1混成団の一部をハンセンに移転するといっても、ハンセンから撤退する米第12海兵連隊の撤退時期に合わせるようにハンセンに移転していく。だから最初は一部でも、最終的には第1混成団の司令部を含むほとんどの主力ということになる。そうなればトリイの第1特殊部隊群第1大隊(グリーンベレー)が抜けた後には、佐世保の西方普通科連隊が移駐することになる。嘉手納には空自の百里基地(茨城)からF−15戦闘機が移駐してくる。

 米軍の沖縄撤退であいついで本土から自衛隊が沖縄の米軍基地に移駐する。これは力の空白を生まないという考えで、軍事力を保有する国や地域では必ず起きることである。そこで心配なのは沖縄の自衛隊移転への反発である。でも私は、今想定されている規模なら、それほど心配はないと思う。ハンセン内での実弾射撃でも、自衛隊は世界で最も厳しい安全基準で行っている。米海兵隊のような訓練方法とはまったく違う。

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 このような変動が実現するなら、やはり沖縄全体をガラリと変える再開発を構想すべきだ。また、緊縮財政でカネがないといっている場合ではない。小泉首相は再編作業に数千億円かかるというのを了承したと伝えられている。基地跡地の再開発にはさらに財政出動が必要になることも分かっているようだ。


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Posted by 渡久地明 at 13:21│Comments(0)返還基地の跡利用
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