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2005年12月01日

米軍住宅をリゾート施設に転用したい

本日の新報・タイムスによると、額賀防衛庁長官は

嘉手納以南の基地返還について「1500ヘクタールが返還される」と述べた。

普天間飛行場(480ヘクタール)、キャンプキンザー(273ヘクタール)、那覇軍港(56ヘクタール)、キャンプ瑞慶覧(642ヘクタール)、キャンプ桑江(106ヘクタール)の合計が1557ヘクタールで、長官が返すといっている面積とほぼ同じになる。

SACO合意では普天間の返還が大きく注目されて、普天間の跡地の再開発について、特別な開発を行うという閣議決定があった。1500ヘクタールが帰るなら、普天間だけでなく他の基地も含めて再開発するのがよく、辺野古・北部訓練場(4000ヘクタール)から那覇までやはり沖縄全体の再開発ということになる。

昨年、大手旅行社の沖縄法人社長がわたしに「米軍住宅を全部借り上げて、リゾート施設に転用したい」述べたことがある。これだけでも、現状より観光客100から130万人程度を受け入れることが可能となる計算だ。

基地問題の意味が分からないと言う社長がいる半面、いまから返還される施設で何が使えるのか調べている企業もあるわけだ。

県の「沖縄の米軍基地」(750ページ、平成15年3月)をもらいに行ったら、受け取ったサイン欄に、しっかり、旅行会社沖縄法人の署名があった。

*100から130万人とは、グアムに撤退する海兵隊司令部要因7000人+その家族=1から1.3万人と推定し、観光客に換算するとこうなる。


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Posted by 渡久地明 at 00:00│Comments(0)返還基地の跡利用
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