2006年08月28日
那覇空港需要予測、推計式への疑問
その後、航空需要予測の元になった報告書を国土交通省航空局が公表しているのを知った。
航空需要予測の手法について
http://www.mlit.go.jp/koku/02_topics/01_juyou/index.html
このなかで、冒頭に「航空需要の伸びはGDPの伸びより大きい。需要の変動は経済指標だけでは説明できない要因があるものと考えられる」と述べている。
ところが、需要予測モデルでは沖縄観光に限るとGDP以外の需要変動要因について、説得力のある要因が挙げられていない。
具体的には、需要は空港や道路、移動時間などのハードに依存するという理屈の組立になっていて、全国の動向とはまったく異なる沖縄観光の変動要因であるキャンペーンやプロモーション、セールスなどソフト部門が考慮されていないようだ。
もちろん、ソフトはハードに付随するので短期的には無視できると考えることは可能だ。しかし、それなら最初から航空需要は空港容量(ホテルや観光施設などを含めて受け入れ容量)に主に依存するので、GDPとは無関係に毎年適当なスピードで拡大すると考えた方がすっきりするのではないか。そしてその適当なスピードとは沖縄県の場合、過去30年間平均で、毎年平均4.5%成長、が有力候補として挙げられる。
航空需要予測の手法について
http://www.mlit.go.jp/koku/02_topics/01_juyou/index.html
このなかで、冒頭に「航空需要の伸びはGDPの伸びより大きい。需要の変動は経済指標だけでは説明できない要因があるものと考えられる」と述べている。
ところが、需要予測モデルでは沖縄観光に限るとGDP以外の需要変動要因について、説得力のある要因が挙げられていない。
具体的には、需要は空港や道路、移動時間などのハードに依存するという理屈の組立になっていて、全国の動向とはまったく異なる沖縄観光の変動要因であるキャンペーンやプロモーション、セールスなどソフト部門が考慮されていないようだ。
もちろん、ソフトはハードに付随するので短期的には無視できると考えることは可能だ。しかし、それなら最初から航空需要は空港容量(ホテルや観光施設などを含めて受け入れ容量)に主に依存するので、GDPとは無関係に毎年適当なスピードで拡大すると考えた方がすっきりするのではないか。そしてその適当なスピードとは沖縄県の場合、過去30年間平均で、毎年平均4.5%成長、が有力候補として挙げられる。
Posted by 渡久地明 at 13:02│Comments(0)
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