渡久地明の時事解説

　12月のJAL・ANA両グループの沖縄線実績が1月13日、出そろった。それによると、県外＝沖縄線の旅客数は9.2％増と伸びた（沖縄観光速報社集計）。JALが10.2％増、ANAが8.9％増、JTAが8.6％増、RACは22.2％増だった。SKYは2016年1月分から路線別の利用者数の公表を止めているが、12月の旅客数は全線で13.8％増と好調。同じく増加傾向のLCCを入れると県外線旅客数は前年を大きく上回る見込み。

　なお、外国人客も増加傾向で、1月20日頃に県が発表する12月の観光客数も過去最高を更新する見込み。

　JAL・ANA両グループの県内線旅客数は3.5％増と堅調だった。（1月13日、16：15）（沖縄観光ニュース）

  

　JAL・ANA両グループ、SKYは年末年始（12月22～1月3日）の旅客実績が1月5日、出そろった。それによると、沖縄線の旅客数は61万5665人（15.5％増）とよく伸びた（沖縄観光速報社集計）。JALが20.6％増、ANAが14.1％増、JTAが10.4％増、RACは14.8％増、SKYが21.4％増だった。提供席数は全線で5.8％増、利用率は79.3％と前年を6.3ポイント上回った。

　JAL・ANA両グループ、SKYの年末年始の国内線予約数は338万9888人（7.9％増）、提供席数は1.1％減、利用率は77.0％と前年を6.4ポイント上回った。

　JAL・ANA両グループの日本発着国際線予約数は71万7545人（6.7％増）、提供席数は2.5％増、利用率は86.1％と前年を3.4ポイント上回った。（1月5日、16：50、沖縄観光ニュース）

  

　ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、バニラ・エアのLCC3社の年末年始（12月22～1月3日）の国内線旅客数は32万944人（4.8％減）と前年を下回った。提供席数は6.0％減、利用率は85.8％と前年を1.0ポイント下回った。

　3社の日本発着国際線旅客実績は14万5547人（44.2％増）と大きく伸びた。提供席数は40.3％増、利用率は88.0％と前年を2.4ポイント上回った。（1月5日、17：20　沖縄観光ニュース）

  

横軸はフィボナッチ数列か。違うな。（2017年1月1日付け「沖縄タイムス」11面）

中高一貫校受験の小学生でもバカじゃないのというレベル。

念のため、写真の人物が提供したものではないだろうが、沖縄タイムス編集部のこのような紙面構成は誤解を与え、名誉毀損といえる。



  

新年おめでとうございます。

今年の予想二つ。

一つは2016年の観光客数が860万人を超えたと思われ、2017年は6-7％増の920万人前後になると予想する。

二つ目は、2016年のハワイの観光客数は890万人前後となる模様。ハワイ州政府観光局は16年は888万人と予想している。2017年は年間成長率を1.8％、人数で904万人と予想している。この予想に基づけば、2017年の観光客数は初めて沖縄がハワイを上回ることになる。

沖縄が年間920万人、ハワイが904万人のペースで伸びると、年の前半はハワイの観光客数のほうが大きいが、8月にはそれぞれ累計614万人と並ぶ。9月はハワイより沖縄の観光客数が多いので、（台風の影響が前年並みならば）9月1日にハワイを追い越す。以後、累計で沖縄がハワイを上回り、年間では前述の通り沖縄920万人、ハワイ904万人と初めて沖縄観光客数がハワイを上回る結果となる。

なお、昨年の今頃の年間予想838万人は見事に外れました。同じ外れでも記事中にあるように888万人としておけばよかったです。888万人なら年度ベースでまだ当たる可能性が残っています。