渡久地明の時事解説

　航空各社の10月の県外＝沖縄線旅客数は0.2％増とほぼ前年並みだった（LCCを含めないベース）。9月末から10月1日に掛けて台風が来襲し、影響がでた。2010年の同月実績を3.4％上回った。

　JALが関西線の一部をJTAに移管し6.8％減、ANAは3.5％減、JTAは9.8％増、SKYは12月から成田、3月から関西を新設して旅客数は32.4％増と大幅な増加。RACは14.0％増だった。

　また、石垣・宮古・久米島の県内主要3路線の旅客数は合計で1.9％増と伸びた。10年比では12.6％増となった。昨年9月に宮古線にSKYが参入して13ヵ月となり、2.5％減と落ち着いた。石垣は7.7％増と伸び、久米島は3.4％減と前年を下回った。

　なお、LCCの実績が2〜3万人上乗せになるので、これを入れると全体で2％前後の増加となった見込み。