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2005年08月19日

田中康夫が亀井静香を支持する理由

田中康夫が亀井静香を支持する理由
こんなのもあった。

小泉純一郎がアメリカの言いなりになり、あまりにも突出したら、保守のど真ん中にいた亀井達が気がついたら一番民衆の側にいたという話し(絵に描いたらこんな感じ)。

経済の話からは離れるが、これも分かりやすい。田中康夫と浅田彰の対談。

田中康夫 ホントだよ。それに新しい公共事業の在り方に関しては亀井静香と意見が近くなっちゃってる。これってどういうこと? このあいだも亀井静香の派閥の「志帥会」で話をしたんだよね。終了後、若手議員だけでなく桜井新まで昂奮してた(苦笑)。君を誤解してたよだって。確かに郵政改革も医療改革も、小泉はオリックスの宮内義彦と組んで、亡国の理論だからね。

浅田 彰 小泉みたいなやつが暴走すると、ある種、国権派と真の民権派が最低限綱領では一致しちゃうわけだ。たとえば、教育は国家の義務だというのは、森喜朗や石原慎太郎が言うとおりだし、公共事業の無駄をなくしつつ、しかし、地方でも安心して暮らせるインフラをつくるのが国家の義務だというのは、亀井静香の言うとおりであって、その点では一致せざるをえない。

http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/200412/index.html

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日本社会は小泉政権になって、ドーンとネオコンよりになった。自衛隊をアメリカの戦争に参加させ、集団的自衛権を行使できるように着々と準備を進める。これがここ数年の社会の変化の大きな特徴だ。しかも、これが全部アメリカの要求に基づくものだ。

ところが、何も変わっていないのが亀井さん達だった。みーんな向こう側に言ってしまって、日本らしい本当のサムライ達となってしまった。

最後は死ぬので引き合いに出したくないが、銃に刀で向かっていったラストサムライとイメージが重なる。あの映画になぜ美しさを感じるのだろう。土着のイノシシや山犬、精霊と暮らしていたもののけ姫のテーマにも似ているが、これも最後は負けるんだよなあ。

しかし、こういうことが分かっていれば、現実社会で十分巻き返せると思う。

アメリカの日本への要求という話はアーミテージレポートに出てくる。ここに書かれたことと全く同じことを小泉は言ってきた。また、軍事面では完璧に近いくらい要求に応えている。その話は明日にしよう。

アーミテージレポートの訳(http://www.sys-tems.co.jp/nexus/attntion/arm_0010.htm

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この記事へのコメント
渡久地さんにリクエスト!

公共工事を増やせば景気が回復するという話しをしてくれませんか?
700兆?という借金を返すためには、歳出を削減しないといけないというのが、小泉を支持する要素にもなっています。

歳出を減らせば→公共工事削減→景気が落ちて→更に財政悪化→更に歳出削減 という悪のスパライルに陥ることを皆さん知りません。

会社で言えば、大量リストラして利益を増やす考えですが、これは会社にしか通用しないロジック。問題はリストラされた人です。その受け皿を考えていないのが小泉改革。失業率増加、犯罪率増加、自殺率増加の根源を小泉改革は加速させている。日本国民は本当にマゾですよね。

金利ゼロ政策はなにかというと、日本国民のお金(年金ぐらしの人まで)を銀行に吸い上げるシステムですよね。言うなれば銀行税みたいなのも。

解決策は、歳出を増やすこと。イコール公共工事を増やすことです。
公共工事を増やす→景気が回復→財政回復
つまり、売上を上げるためには、新商品をつくり、宣伝費大量投下し需要を喚起します。そういう売上(景気)を上げるためには、宣伝費大量投入(公共工事)をしないといけない。小泉改革では、新製品、宣伝費を投入しないで売上を上げるというようなもの。

また、借金が増えるじゃないか!という指摘では
借金/GDPで、上記の2つの事例を比較すればいいわけです。
日本経済復活の会(http://www.tek.co.jp/p/)の話も踏まえ、公共工事を増やせば景気が回復するという話しをわかりやすく解説よろしくお願いします。

PS
田中康夫が新党を作る話しがでていますね。
日本新党は敗北するとおもいますが、この機会にどんどんアピールしましょう。


Posted by 伊敷豊 at 2005年08月21日 16:55
あはは。ちゃんと自分で分かりやすく解説しているじゃない。日本経済復活の会も見てるんですか。さすがですね。
Posted by 渡久地明 at 2005年09月30日 22:17
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