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2005年11月16日

量とか質とかに決着

量とか質とかに決着

 沖縄電力の「西海岸地区ホテル関係者交流会」というのがあり、講演した(写真)。
 
 タイトルは「沖縄観光の将来」。
 
 この中で、「沖縄観光はハワイ並を受け入れるなら年間1800万人まで拡大可能だ」と述べた。
 
 参加者は西海岸ホテルから技術職、総務担者ら30人、沖縄電力はお客さま担当20人くらい。
 
 講演後の懇親会で豊橋技術科学大学(長岡だったかな)でイオンインプランテーションをやっていたという若手の電力社員が「専門は何ですか、モデルがあるでしょう」というので「イオン打ち込みをやっていたのなら、粒子密度とか、温度とか、ライフタイムだよね、○▽◇」という話になり、種明かしをした。
 
 新たに、成長の法則は「時間に対して平行移動が出きるから、もし復帰が10年早ければ、今ごろの観光客数は700万人になっているはずで、逆に10年遅ければ300万人だった」。
 
 また、成長の法則で「観光客数は客室数に比例する時間の関数であり、客室の品質について何も述べていない。つまり、ワンベッド1ドルのベッドが増えても、1泊3万円のホテルが増えても、同じ結論に達する。新しくできるホテルの品質が高ければ、沖縄観光の品質はそのまま高まる。ビジネスやドミトリーばっかり増えても、品質は向上しないが、観光客は増える」と述べた。これによって、沖縄観光の量とか質の問題は決着が付いたと思う。


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Posted by 渡久地明 at 18:19│Comments(2)観光情報学の話題
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この記事へのコメント
量と質の問題、とても興味深い話です。
ハワイ並に観光客を受け入れる場合、
ターゲットは、国外も視野に入れて行かなければと思うのですが
その準備は、まだまだ遅れているような気がします。
Posted by 中里智英子 at 2005年11月17日 02:00
外国人受け入れの準備は、外国人が来始めてからでよいと思います。

日本人の受け入れを準備していた外国の話をあまり聞いたことがありませんが、行き始めるとちゃんと受け入れているのではないでしょうか。

ハワイもアメリカ人が中心で、最近は別のようですが、20年前には日本語もほとんど通じなかったわけで(略)。
Posted by 渡久地明 at 2005年11月17日 11:32
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