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2005年12月20日

570万人の根拠について(1)

来年は570万人と予測したが、大きな理由は客室が増えていることによる。客室が増えても沖縄に目が向かなかったら目標達成はできない。しかし、4〜5%成長が約束されているなら、自動的に航空・旅行社が市場を沖縄に誘導する。これが流通の力学である。

来年8月の観光客数は客室がフルに稼働すると58万8000人となる(台風がない場合の理論値。05年、03年の8月が台風がなかった理論的最大になる)。

すると年間の最大受け入れ可能人数は

約59万人×12か月=708万人

となる。02年以降、

年間観光客数=年間の受け入れ可能人数(理論値)×0.8

の計算とよく一致している。この係数0.8は実際には次の通り。

    8月実績 最大収容力 年間観光客数 係数%
01年 501,300 6,015,600 4,433,400  73.7
02年 505,800 6,069,600 4,834,500  79.7
03年 531,600 6,379,200 5,084,700  79.7
04年 523,400 6,280,800 5,153,200  82.0
05年 563,600 6,763,200 5,490,000  81.2
06年 588,000 7,056,000 5,700,000  80.8

これより、来年は

708万人×0.81=約570万人

とな(れ)る。


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Posted by 渡久地明 at 00:00│Comments(0)沖縄観光の近況
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