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2017年04月15日

工学部で講義(2)

昨日は琉球大学工学部で講義した。2年前から(1)と(2)を使って講演、担当のT先生はパソコンの操作もかってでていただき、講義後には「学会で発表したらどうか」とのお世辞。昨年は(3)と(4)を追加。今年はさらに(5)を追加し、N.D.先生も途中から聞いていて「講義というより博士論文の発表会のよう。かっこよかったです」と最大級のお世辞でうれしかった。

学生は工学部の100人くらい(電気、電子、情報、機械などという)。教室が狭くて床に座るものもいたが、先生二人がにらみをきかしていたので熱心に、静かに聴講していた。

学生がレポートを出すので課題を出して欲しいとT先生。「論の展開がおかしいとか、数学が間違っているというところがあればぜひ指摘して欲しい」と呼びかけた。講義の元になったレポートはインターネットで公開している。(5)についての考察は今年7月か8月に公開予定。

また、講義の前に話すことをまとめていたのだが、そのまま「観光とけいざい」第941号(4月15日号、同日発行済み)コラム視点の原稿にした。そのコラムも別エントリに転載した。

(1)沖縄観光成長の法則
客室数の増加と観光客数の増加の相互作用で伸びた。
http://www.sokuhou.co.jp/pdf/housoku.pdf

(2)今後も伸びる、沖縄観光成長の法則
〜沖縄の観光産業はこれからどうなるのか〜
http://www.sokuhou.co.jp/pdf/Offprint-sima73.pdf
「しまたてぃ」73号レポート(2015年7月7日発行)、24-29ページ(6ページ)

(3)世界180ヵ国中、上位占める沖縄観光
〜沖縄観光成長の法則を補強する〜
http://www.sokuhou.co.jp/pdf/Offprint-sima75.pdf
「しまたてぃ」75号レポート(2016年1月14日発行)、36-39ページ(4ページ)

(4)沖縄観光の長期展望
「現状の3倍以上の拡大が可能だ」
〜世界と足並みそろえて伸びた沖縄の観光産業〜
http://www.sokuhou.co.jp/pdf/Offprint-ryugintyousa.pdf
「りゅうぎん調査」3月号(2016年3月7日発行)、12-17ページ(6ページ)

(5)UNWTOの「観光予測の方法の手引き」を購入し、吟味した。
http://www.e-unwto.org/doi/book/10.18111/9789284412389
この中で世界で通用している14の予測方法が紹介されており、講義では概要を1枚にまとめて、それを解説した。位置づけとしては(1)〜(4)の先行研究の紹介に代えたつもりだ。これらの順番を適当に組み替えることで論文としての「形式」も整うと思う。


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Posted by 渡久地明 at 18:18│Comments(0)観光情報学の話題
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