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2007年09月18日

目くそと鼻くその総裁選

参院選で自公が大敗したのは、小泉・安倍路線が否定だれたからだという分析をする人がいたが、わたしは疑問に思っていた。

構造改革が間違っているから、政策を転換すべきだと思った人が多かったのではなく、構造改革が足りないからもっとどんどんやれという人が多いのではないかというおそれがあった。

その心配が現実であると知れるアンケートを見つけた。

BNN「Webアンケート」
http://www.bnn-s.com/news/07/09/070917072427.html

でやっている。

質問
「あなたは“安倍路線”の転換を望みますか?」です。次の5つの選択肢から最も妥当と考えるものを1つ選んでください。

答え(18日、19時10分現在、投票総数約424人)
 ・路線は引き継ぐべき   (92%)
 ・多少の修正は必要   (2.4%)
 ・大きく転換すべき   (4.5%)
 ・判断できない     (0.5%)
 ・関心ない       (0.7%)
 
投票した人は少ないが、圧倒的に路線は引き継ぐべきが多い。

結局、改革を止めるな、という人が民主党に投票したのではないか。トホホ。

これでは衆院選挙も自公と民主とどちらが構造改革をより強力に進めるかが争点になるのではないか。

麻生さんも組閣後に小泉改革の光の当たらない影の部分を手当する、ブッ壊された自民党を再生するというようなことをいっていたが、結局総裁選では小泉・安倍路線を引き継ぐといっている。福田さんもほぼ同じことを言っている。両方とも消費税を上げるそうだ。目くそと鼻くその総裁選じゃないか。本当にばかばかしい。

麻生さんには期待したのだが。いいこともいっていたので。

麻生太郎講演・論文「嘉麻の里」2007年4月号 『資産デフレ(二)』
http://www.aso-taro.jp/lecture/kama/2007_4.html



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Posted by 渡久地明 at 19:23│Comments(0)デフレ脱却
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