渡久地明の時事解説

FRBが2％のインフレ目標を導入した途端、日銀が後追い。しかもたった1％とは。20年不況が続いたのを取り返す意味でもここはインフレターゲット3〜4％を設定して、今後15年くらいGDP成長率6〜8％を約束すべきだ。インフレ目標よりGDP目標のほうがわかりやすい。

先週、国会で議論されていた日銀法の改正は、目標は政府が立て、それを実現する手法は日銀が独立にやれというもの。アメリカのように雇用の拡大も日銀の使命に加えろというもの。この議論も日銀のインフレターゲット設定に影響したと思う。日銀悪玉論は財務省よりの人たちからも出始めている。